第7回APANフォーラムプログラム

第7回アジア太平洋適応ネットワーク(APAN)フォーラム
すべての人が気候変動に適応していくための重要な10年

プログラム一覧

本フォーラムの統一テーマは「レジリエンス(強靭性)」です。本フォーラムでは、レジリエントを強化し、気候変動の悪影響に耐えられる包摂的でレジリエントな社会や、経済セクターのレジリエンス、自然を基盤にしたレジリエンス、コミュニティと地域のレジリエンスをもたらす5つのイネーブラー(実現要因):(i) 政策と気候ガバナンス、(ii) 計画とプロセス、(iii) 科学と評価、(iv) 技術と実践、(v) ファイナンスと投資についてディスカッションを行います。

第7回APANフォーラムでは、1日に1つのイネーブラーを取り上げて集中的に議論します。全体会合でその日のイネーブラーが紹介され、より深く理解するために著名な専門家たちが以下の重要な課題を提起します。a) 気候変動の悪影響に耐えられる社会、経済セクター、自然、コミュニティのレジリエンス構築を支援する方法、b) トレードオフ(二律背反)が生じうるケースとその軽減・防止策、c) すべての人がレジリエンスを身に付けるための優良事例と実践をスケールアップする方法。各セッションでは、5つのイネーブラーの相関関係や、どうすればレジリエンスが包括的に強化されるのかを検討します。

分科会では、(i) 包摂的なレジリエンス、(ii) 自然を基盤にしたレジリエンス、(iii) 経済セクターのレジリエンス、(iv) コミュニティと地域のレジリエンスという4つのテーマ別ストリーム(主題)に焦点を当てながら、参加者同士の対話と交流を通して様々な視点から各テーマを大局的に検証します。

(バンコク時間:UTC(協定世界時)+7時間、東京時間:UTC+9時間)

日本主催セッション

●気候・災害リスクに対する都市のレジリエンス強化に向けた協働の取組

ストリーム: 「コミュニティと地域のレジリエンス」 イネーブラー:「計画とプロセス」
日時:3月9日 (火) 13:15 ~ 14:45 (日本時間)

本セッションでは、アジア太平洋地域の都市部おける災害リスク軽減と気候変動への適応をテーマに取り上げます。

世界適応ネットワーク(GAN):現在と未来

サイドイベント
日時:3月10日 (水) 10:00 ~ 11:05 (日本時間)

このセッションでは、世界中から気候変動適応を推進するパートナーを迎え、国際的な適応の知識共有プラットフォームである「世界適応ネットワーク(GAN)」の成果を発表します。

●科学的知見を気象災害に対する社会経済の強靭性強化につなげる取組の現状と課題

ストリーム: 「経済セクターのレジリエンス」 イネーブラー:「科学と評価」
日時:3月10日 (水) 16:00 ~ 17:30 (日本時間)

本セッションでは、アジア太平洋地域において、気候変動適応と防災のシナジーを高め社会経済的な発展につなげていくために、科学的な知見をベースにした、様々なステークホルダーの協力体制の構築について議論します。

●気候変動適応のギャップを埋めるための努力

サイドイベント
日時:3月11日 (木) 18:30 ~ 20:00 (日本時間)

本セッションでは、まず、アジア太平洋地域における現在進行中の適応努力、残された適応ギャップ、そしてその適応ギャップを埋めるための選択肢等について、気候変動適応分野における最新の科学的レポートの執筆者陣から報告いただきます。ついで、AP-PLATワークショップの結果を踏まえ、これらの適応ギャップを埋めるための対策として、アジア太平洋地域における適応能力強化を、幅広い関係機関が一丸となってどのように進めるのか、その戦略とプランについての報告をいただきます。

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